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英語講座の歴史を知れば、なぜかやる気が湧いてくる!英語で自分らしい生き方を見つけた100年の物語「朝ドラ」からわかる英語の学び方

英語で話せるようになりたい!

と思う日本人のなんと多いことか。

それは、今に始まったことではありません。

今年のNHKの朝の連続テレビ小説は

「カムカムエブリバディ」

英語にまつわる物語です。

忙しいビジネスパーソンにとっては

なかなか観る時間がないかもしれません。

英語を学んでいる人にとっては、

「なるほど~」

「そうだったのか!」

と参考になるような雑学が満載です。

このブログでは、

ドラマやラジオ講座にまつわるアレコレ、雑学も含めてお伝えしますね。

英語学習の歴史を知れば、先人の熱い想いに触れて、

「英語、頑張って、もっとしゃべれるようになろう!」

と思えるようになるでしょう。

それでは、「今年の朝ドラってなに?」からお伝えしましょう。

「人生のそばに、いつも英語があった」英語で人生を切り開いていく女性3世代の物語 自分らしい生き方を見つけていこう!という応援メッセージ満載!

NHKのホームページによると、

現在放映されている朝の連続テレビ小説(通称:朝ドラ)のタイトルは

「カムカムエヴリバディ」

ドラマのあらすじは、

1925年(大正14年) 日本でラジオ放送が始まった。(中略)

三世代の女性たちが紡いでいく、100年のファミリーストーリー

昭和から平成、そして令和へ。三世代ヒロインは、その時代時代の試練にぶちあたり、ときに、世間や流行から取り残されながらも、恋に、仕事に、結婚に、自分らしい生き方を、不器用ながらも、それぞれ違う在り方で、見いだしていく。

そして、3人のかたわらには、ラジオ英語講座があった。

とのこと。

おそらく、いろいろな試練や出来事を通して成長し、英語を学ぶことで成長していくのでしょう。時代や個性が違っても「自分らしく生きていこう!」という原作者からのメッセージを感じさせるあらすじです。

具体的に3人のヒロインがどうなっていくのかは、まだわかっていませんが

・アメリカに渡る?

・英語を使った仕事に就く?

・ラジオ英語講座を学ぶことが心の支えになる?

・もしかして、外国人と結婚する?

など、ネットでは憶測が飛び交っています。

英語を学び、英語を話せるようになると、実際にも人生の選択が広がりますから、ドラマの展開も予想がつきませんね。

英語を学んでいるあなたにとっても、

人生は変えていける!

英語で人生の選択肢が広がる!

という体験が待っているという心強い応援に感じることでしょう。

ところで。

日本でラジオ放送が始まったのは、1925年(大正14年)3月22日。

ラジオ英語講座が始まったのも同年、1925年(大正14年)7月20日。

なんと今から約100年前に、ラジオ英語講座は始まったのです。

「英語を勉強しようかな」と思った方は、おそらく誰もが一度はラジオ英語講座を聞いたことがあるのではないでしょうか?

100年前の当初から、テキストを使用し、語学講座テキストが販売されていました。

大正時代の人も、自分と同じ方法で、英語を勉強していたなんて!

なんとも感慨深く感じませんか?

そんな中、ドラマの軸にもなっている、特に人気を博したラジオ英語講座がありました。

日本人が英語学習に夢中になった超人気番組 戦後の英語学習の火付け役 カムカム先生

1946年2月1日から1951年2月9日までの5年間、NHKラジオ第一放送で15分間のラジオ英語講座が放送されました。

ラジオ番組名は、「英語会話」

講師は、平川唯一さん。

番組のテーマ曲“Come, Come, Everybody”は国民的愛唱歌になり、

テキストは売れすぎて入手困難になり、

平川さんに届いたファンレターは50万通

平川さんは、番組テーマ曲になぞらえ、カムカム先生と呼ばれていたそうです。

このラジオ英語講座は、本当に人々を英語学習に夢中にさせたのでした。

その証拠に、NHKでのラジオ講座終了後、1951年12月から1955年7月まで、民放の東京ラジオ(現TBSラジオ)および文化放送で「カムカム英語」というタイトルで、ラジオ英会話講座が続いたのです。

まさに、日本の英語学習ブームの火付け役の方!

平川唯一さんの経歴をみると、ご本人もまさに英語によって、人生を切り開いて生きた方でした。

簡単にご紹介しますと、

1902年  0歳 岡山県で農家の次男として誕生

1918年 16歳 父を追って兄とアメリカへ渡る、工夫や店員として勤務

1919年 17歳 英語を勉強するため、米国家庭に書生として住み込みしながら、小学校へ入学

1922年 20歳 小学校卒業

1926年 24歳 高校卒業し、ワシントン大学入学

1931年 29歳 ワシントン大学演劇科首席卒業

大学卒業後、牧師として活動、まだ俳優として映画等出演

1936年 34歳 帰国 NHK英語放送アナウンサーとなる

1945年 43歳 NHK退職 ラジオ「英語会話」開始

1951年 49歳 ラジオ「英語会話」終了 民放ラジオ「カムカム英語」開始

1955年 53歳 「カムカム英語」終了

1957年 55歳 太平洋テレビに迎えられ、その後副社長へ

1976年 74歳 勲五等双光旭日章 受章

1993年 91歳 死去

英語を学ぶために、17歳で小学校入学とは!ご苦労されていますね。

英語を学び、学問を修めた結果、その後の人生は大きく変化されています。

平川さんの番組が人気だった理由のひとつは

「平均的な日本人家族の日常会話を題材にしたから」

とも言われています。

テキスト作成時のエピソードとして

「学生だけでなく、日本中の人がみんな一緒になって、楽しく英語会話ができるような方法はないものかと、必死に考え抜いたわけです」

と平川さんご本人が語っていらっしゃいます。

また、さらに、

終戦直後で日本中の人々が虚脱状態で何かをする勇気も意欲もなく、

笑いさえ忘れてしまった状態だったので、

なんとか皆さんに笑顔を取り戻してもらいたい。

かすかながらでも、希望の光がなければ日本の再建の道はない。

と心に秘めて、ラジオ英語講座に取り組んでいたともおっしゃっています。

英語テキストを、

アメリカ家庭の会話ではなく日本家庭の会話にしたことにも、そんな想いが詰まっているのではないでしょうか。

「英文を楽しく口まねすれば、誰でも英語が話せるようになるんです。まずは話せるようになろう」というのが、平川さんの口ぐせだったそうです。

ご本人が実際にアメリカで学んだ方法だったのでしょう。

話せるようなるのが、英語学習を基本であり、楽しく学ぶコツと言えるでしょう。

平川唯一さんご本人が当時のことをお話されているYouTubeもあります。ご本人の声でお話を聞いて、英語学習黎明期や日本再建への熱い想いを感じてみてはいかがでしょうか?

日本人の心と深く結びついた英語 2つのエピソード

平川さんは、ラジオ英語講座で多くの人々に影響を与えました。

実は、その前に責任の重い大きなお仕事をされています。

1945年、昭和天皇が第二次世界大戦の終結を日本人に伝えた、玉音放送。

その玉音放送の翻訳されたものを、国外向けに国際放送で朗読しました。

海外では、平川さんの朗読を再度日本語訳にし、その国で放送し日本人に伝えた国もあったようです。

正確に伝えなければならない責任の重い放送だったことでしょう。

さて、気分を変えましょうか。

ラジオ英語講座の番組テーマ曲で、国民的愛唱歌にもなった“Come, Come, Everybody”って、どんな歌だったか気になりませんか?

童謡の「証城寺の狸囃子(しょうじょうじのたぬきばやし)」

(作詞:野口雨情、作曲:中山晋平)

多くの方がご存知だと思うこの歌の替え歌なんですよ!

原曲の歌詞はこんな感じです。

證 證 證城寺

證城寺の庭は

ツ ツ 月夜だ

皆(みんな)出て 來い來い來い

己等(おいら)の友達ァ

ぽんぽこ ぽんの ぽん

負けるな 負けるな

和尚さんに 負けるな

來い 來い 來い

來い 來い 來い

皆出て 來い來い來い

證 證 證城寺

證城寺の萩は

ツ ツ 月夜に 花盛り

己等は浮かれて

ぽんぽこ ぽんの ぽん

— (すでに著作権失効)

この童謡の歌詞を、平川唯一さんが英語版で作ったそうなんです!

一番

Come, come, everybody

How do you do, and how are you?

Won’t you have some candy,

one and two and three, four, five?

Let’s all sing a happy song.

Sing tre-la la la la.

二番

Good-bye everybody

Good night until tomorrow

Monday, Tuesday, Wednesday,

Thursday, Friday, Saturday, Sunday.

Let’s all come and meet again.

Sing tra-la la la la.

です。

やさしい英語で、リズミカルで、楽しい気分になる歌詞ですね!

当時の日本人が楽しく英語を勉強したのをイメージしながら、口ずさんでみてはいかがでしょうか?YouTubeでも音声がアップされてます。

今回は、朝ドラから英語学習の歴史をひもといてきました。

英語学習の黎明期の話、戦後日本人に希望を与えた英語学習、100年に渡る英語学習の知恵と人々の熱意を感じていただけたのではないでしょうか。

明日から、といわず、今日からまた、英語学習をがんばっていきましょう!

あなたが英語で人生を拓いていくことを応援しています!

〈まとめ〉

1.今年の朝ドラは、「英語を学んで、人生を切り開いて、自分らしく生きていこう!」という私たち英語学習者への応戦メッセージ

2.100年前から英語学習ブームがあった!戦後の英語人気は日本人の心の希望になった

3.英語学習の黎明期を支えた、英語とともに生きた先人の熱意に感謝